震災から立ち直った経営者の生声を企業へ・佐藤 早織

名前
佐藤 早織
会社名
KIBOTCHAスマートエコビレッジ広報大使
キャッチコピー
本物の覚悟は、現地にある
一言
すべてを失った経営者が「何でもやってやろう」と立ち上がった東松島。
その血の通った体験を企業に届ける。机上の理論ではない、
本当に強い組織をつくる覚悟を、京都と東松島から。

東日本大震災を乗り越えた経営者たちの「本物のレジリエンス」を企業研修で体感

災害から立ち直った現場でしか学べない「回復力」があります

「レジリエンス研修」という言葉は聞いたことがありますか?
そして実際に大災害から立ち直った人の生の声を聞いたことはありますか?

私は宮城県東松島市の野蒜(のびる)のスマートエコビレッジ「KIBOTCHA」で、広報・営業を担当している佐藤早織です。
ここは東日本大震災で壊滅的な被害を受けた地域が、今では災害時に1万人を受け入れられる世界最先端のコミュニティとして生まれ変わった場所です。

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なぜ東松島の体験が企業に必要なのか

企業向けのレジリエンス研修は数多くありますが、実際に絶望的な状況から立ち直った経営者たちの肉声を聞ける場所はここだけです。

東松島の経営者たちは、工場も店舗も、時には大切な仲間も失いました。
それでも「何でもやってやろう」という覚悟で立ち上がり、よそから来た人たちも受け入れる決断をして、今の街を作り上げました。

この血の通った体験談は、SNSの情報や教科書的な研修では決して伝わりません。
現地で、実際に復興を成し遂げた社長たちから直接聞くからこそ、心に響き、行動が変わるのです。

研修で得られる3つの変化

1. 本物の危機管理能力

  • 実際の災害体験から学ぶ、机上の空論ではない対応力
  • 12個のDAO合同会社が連携する最先端の組織づくり

2. 逆境を乗り越える組織文化

  • 「支援する・される」ではなく「共に生きる」という価値観
  • 地域と企業が一体となって困難を乗り越える手法

3. 持続可能な事業継続計画

  • 食糧、通信、医療まで1万人を支える自立型コミュニティの仕組み
  • 想定外の事態でも機能する柔軟な組織体制

すでに名古屋の企業から視察に来ていただき、「これは本で読むのとは全く違う」という感想をいただいています。地元の経営者団体からも「やっと本物のレジリエンス研修が来た」と期待されています。

京都と東松島を行き来しながら、現地でしか体験できない「生きた復興の物語」をお届けします。
社員の意識が変わり、組織が強くなる。それが東松島のレジリエンス研修です。

「支援する」という上から目線を捨てた日から、本当の仕事が始まった

渋谷のマンションで「家族」と暮らしていた日々

40歳になった今でも忘れられません。
渋谷で参加していた「拡張家族Cift」という社会実験のこと。

ワンフロアのマンションに、出会った人全員を「家族」として一緒に暮らす。
東京都にレポートも提出する本格的なプロジェクトでした。
血縁じゃない人たちと本気で家族になろうとする。その体験が、私の人生観を根底から変えました。

でも、そこを出た後、何か物足りなさを感じていました。
本で読んできた理想のコミュニティ論が、現実になりかけていたのに、まだ何かが足りない。
そんなモヤモヤを抱えていた時、SNSで東松島の活動を知ったんです。

「ボランティアさせてください」と言った私の浅はかさ

正直に言います。
最初は「東日本大震災の支援をしたことがないから、ボランティアでもしてみるか」という軽い気持ちでした。

東松島に着いて、その考えがどれだけ浅はかだったか思い知らされました。

地域の社長さんたちは、すべてを失った状況から「何でもやってやろう」という覚悟で立ち上がっていました。
よそから来た私たちを受け入れる決断も、簡単じゃなかったはずです。
でも今では、地域の人と野蒜スマートエコビレッジが深い信頼関係で結ばれている。

「支援する」なんて、なんて傲慢だったんだろう。
ここには支援される側・する側なんて関係はなくて、ただ「共に生きる」人たちがいました。

京都と東松島、2拠点生活の現実

今は京都と東松島を行き来する生活です。
正直、移動費はかかるし、貯金も減っていきます。
「このために貯金してたんだな」って自分に言い聞かせながら(笑)。

でも、この生活だからこそ見えることがあります。

20年前に難しい本で論じられていた理想のコミュニティが、東松島では現実になっている。
拡張家族も、野蒜も、色んなコミュニティで「本の中の未来」が現実になってきているんです。

血の通った声を、次の世代に伝えたい

名古屋から視察に来てくださった方が言いました。
「SNSでは絶対に伝わらない何かがここにはある」と。

その通りなんです。
実際に災害を乗り越えた社長さんたちの声、被災された方がどうやって現実を切り抜けてきたのか。
その血の通った体験は、現地でじっくり聞かないと伝わらない。

だから私は、この東松島の人たちの熱い思いと覚悟を、テキストにして、研修にして、本にして、伝えていきたい。
世の中の役に立ちたいんです。

地域起こし協力隊の制度を使って、いよいよ東松島に移住する準備も始めました。
この時代の変化に貢献していきたい。
せっかくのご縁と運命だから、腹くくってやります。

こんな経営者の方へ、東松島からのメッセージ

「レジリエンス」という言葉に疲れていませんか?

机上の理論や、きれいごとの研修にうんざりしている。
本当の危機が来たとき、社員と会社を守れるか不安。
そんな思いを抱えている経営者の方、実は多いんです。

東松島の経営者たちも、震災前は同じでした。
でも、すべてを失った時、気づいたことがあります。
「何でもやってやろう」という覚悟と、支え合う仲間がいれば、どんな状況からでも立ち直れるということを。

現地で体感する、本物の回復力

来てくださった方は言いました。
「こんな研修、今まで受けたことがない」と。

  • 実際に復興を成し遂げた社長たちの生の声
  • 1万人を支える自立型コミュニティの仕組み
  • 「共に生きる」という価値観の実践現場

これらは東松島でしか体験できません。
SNSや本では絶対に伝わらない、血の通った体験がここにはあります。

まずは、お話を聞かせてください

「うちの会社に合うだろうか」
「社員を連れて行く価値があるか」 そんな疑問があって当然です。

まずは御社の状況をお聞かせください。
京都にいる時でも、東松島にいる時でも、オンラインでもお話できます。

お気軽にご連絡ください。 一緒に、本当に強い組織を作っていきましょう。

この記事を書いた人

まみ助

「読む人を物語の世界に引き込み、感情を体感させる」ことを信条とするストーリーテラー。商業出版60冊以上、自費出版70冊以上の実績を持つ。人物の本質に迫るインタビューには定評があり、かつては「文章だけで描く似顔絵師」の異名を取る。すべての登場人物のペルソナを作り上げてから物語を紡ぐため、作品は高いリアリティを持つ。「無理のない範囲で、自分のできることをする」「常識を打ち破れ!」をモットーに、仲間への信頼だけで繋がるチームと共に活動中。

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